#1
優さんは、どのように子育てをしていますか?
お寄せくださったお悩みに、高野さんがとことん向き合って、お話してくれました。
ご質問をお寄せくださった皆様、ありがとうございました。
0:44 『子どもが中学受験に失敗しました』(40代女性)
6:17 『思春期の娘とうまく話し合う方法を教えて』(30代女性)
(なお、11分37秒の部分は「沈黙系の(長女→)次女」となります。)
スクリプト・文字起こし
00:01
リカバリーストーリーは、様々な人に悩みから立ち直った経験や、日頃のストレス解消法を、自由に話してもらう Podcast(ポッドキャスト)です。こんにちは、高野優です。普段は、子育てにまつわる漫画やエッセイを書いています。子育ての講演もしていて、参加してくださる方のおかげで、47都道府県コンプリートになりました。最近では「思春期」や「HSP」がテーマの本も出しています。今回は「子育て」に関して募集したご質問に、回答させていただきます。
00:44
『子どもが中学受験に失敗しました』(40代女性)
40代、女性の方からです。『子どもが中学受験に失敗しました。地元の公立中学校に進学する子どもがかわいそうで、どのように接してあげたらよいでしょうか。4年生から塾に通って、頑張っていた姿を毎日見ていましたので、、、』
ご質問をありがとうございます。お子さんが頑張っている姿をすぐそばで見ていただけに、本当に辛いことと思います。中学受験は親のサポートが必要なので、二人三脚で頑張っていたんですよね。
ただ、ひとつだけ。あなたのお子さんは、「受験を失敗して、公立中学校に通う、かわいそうな子」ではありません。4年生から塾に通い、立派で、真面目で、努力家なお子さんです。頑張った数年間は、これからの人生でもずっと通用することを、どうか忘れないでください。
わが家の話で恐縮ですが、今、大学生の三女は、小学校1年生からサッカーを始めて、高学年からセレクションを受けました。(最初は)区のセレクション、それに受かると、県や都のセレクション、そのあとは関東のセレクションへと、ふるいをかけられるように進んでいくんですね。関東まで進むと保護者の一喜一憂がすごくて(もちろん私もです)。あえて、「子どもの生き霊にならないようにしなくちゃ〜」と、自分に言い聞かせていました。「生き霊」って例えがホラーですが、要は「子どもと一心同体になりすぎないように」ということです。
良い結果のときに親子で喜ぶことはとても素敵ですが、むしろ大事なのは悪い結果のとき。一緒に肩を落として泣く親の姿を見て、子どもは、「お母さんも一緒に悲しんでくれている」と思うかもしれませんが、いつまで経っても親が悲しそうにしていたら、どうでしょう?私が子どもなら、自分のせいで親が悲しんでいる事実に、申し訳なさと不甲斐なさと、そして、責任を負ってしまいそうです。
03:31
お子さんが乗り越えなければいけない壁
じゃあどうしよう? 線を引くことが大切なんですね。心理学で言う「バウンダリー」。自分と他者を区別する、意識的な境界線のことです。親子で境界線?って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「親子だからこそ」大切なんです。今回の受験結果は、親のあなたではなく、お子さんが乗り越えなければいけない大きな壁ですよね。親子で大きな壁を見上げてため息をつきつつ、境界線をすうっと引く。親は応援する側に、子どもは壁を登る側に。境界線を引いて、それぞれの立ち位置でスタンバイ。親だって本当は辛いけれど、子どもが不安げな顔で振り返ったとき、にっこりと笑ってガッツポーズをとるくらいの余裕が必要なんですよね。
話は少しずれてしまいますが、子どもを応援するって、実は親の醍醐味なんです。「中学受験」と「サッカー」はまったく違うし、比べる対象ではないかもしれません。私は、「お弁当作るの面倒くさいなー」とか、「寒くて応援に行くのいやだなー」なんて、いつもぼやいてばかりでしたが、三女がスパイクを脱いだ今、ようやく、声を枯らして応援をしていた日々は、ただただ楽しくて、充実して、宝物のようだったんだなぁと気が付きました。
相談してくださった方にとって今回の受験の結果は辛いけれど、いつか、親子で二人三脚をしながら同じ方向を向いて歩いたことを懐かしく、そして、応援した日々を愛しく思えるときが、きっと訪れます。もう入学準備をされている頃でしょうか。どうか、新しい門出が素敵なものでありますように。3年後、卒業を迎えるとき、お子さんが笑顔で卒業証書を抱えていますように。 ご質問をありがとうございました。
06:17
『思春期の娘とうまく話し合う方法を教えて』(30代女性)
次は、30代、女性の方からです。『思春期の高校生の娘について。受験のことを話しにくくて困っています。夫が仕事で休日も忙しくて、「ワンオペ」と言えば「ワンオペ」です。私一人で娘の受験について話し合わなくちゃいけないのですが、話し合いが難しくて感情的になってしまいます。学校の三者面談や塾の保護者説明会も私が一人で参加して情報を集め、娘と2人で全て決めている状況です。夫の助けもですが、それ以上に難しい思春期のこどもと感情的にならずに話し合う方法ってあるんでしょうか?』
ご質問ありがとうございます。2015年頃、「ワンオペ育児」という言葉が出てきたとき、うまいこと言うな〜と感心しちゃって。昔は「母子家庭状態」なんて言葉を、よく見聞きしていたんです。「状態」ではなく、正真正銘の母子家庭で(正真正銘って言い方も、どうかしていますね)。子どもを3人育てていた私は、ちょっとやるせない思いでした。今となっては懐かしいです。「ワンオペ育児」も「母子家庭状態」も、母親がひとりで頑張っていることに変わりはないですよね。ただ、頼れる人がいなくて孤軍奮闘するのと、頼れる人がいるのに孤軍奮闘するのとでは、後者のほうが「私ばっかり!きーっ!」ってなってしまいそう。相談者の方がお寄せくださった短い文章の中に、「私一人で」というキーワードが2回入っているので、孤軍奮闘で、かなりお疲れかなぁと(温かい飲み物の差し入れをしたいくらいです)。反抗期や思春期の子育ては、思っている以上にダメージを受けて疲れるのに、それが受験と重なるならなおのこと。
08:59
根掘り葉掘りは、グッとこらえる
本題に戻ります。「思春期の子どもと感情的にならずに話し合う方法」ですが、「これがあれば思春期の子と100%会話が成り立ちます!」なんてグッズがあったら、私は真っ先にローンを組んで、購入するかもしれません。それほど思春期は「謎の生き物」ですよね。何を考えているかわからないので、つい根掘り葉掘り聞きたくなりませんか?
以前、臨床心理士の先生に教わったんですが、「子どもに根掘り葉掘り訊いてはいけない。根掘り葉掘りすると、土が腐るでしょ? 子どもも同じ」と。なので、私は聞きたい気持ちをグッとこらえて、子どもが話をしたそうな素振りを見せたら、全身を耳にするような勢いで(まあそれはそれで妖怪みたいで怖いですよね)、聴くようにしていました。わが家の3人の娘たちは、まさに三者三様で、タイプが異なる思春期でした(過去形なのが嬉しい!)。長女は噴火系。次女は沈黙系。三女は闘争系。今となっては笑い話ですが、1人目が終わる頃に2人目の思春期が始まり、2人目が終わって一息ついたら3人目が始まるという、それはそれは、長〜い思春期生活。
10:47
噴火系の長女には、圧迫感が無いように
噴火系の長女は、常に爆発してばかり。売り言葉に買い言葉で、私もつい言い返してしまう。そうすると、100倍くらいで返ってきてダメージを受けてしまい、寝込むことの繰り返し。そこで、大切な話をするときは、向かい合うのではなく隣に座り、圧迫感が無いように心がけました。相談者の方の娘さんが噴火系の場合、ドライブをしながら話すのはいかがですか?運転席と助手席だと、意外に話が弾むかもしれません。
11:37
沈黙系の次女には、たわいないおしゃべりを
沈黙系の(長女→)次女は、万年梅雨の時期のように、じと〜っとしていて。文句を言わないぶん、自分の部屋にこもって、静かに不満をためていました。部屋から出てきたときがチャンスとばかりに、好きなお菓子をだして心をときほぐして、たわいないお喋りをするように、こころがけていました。
12:07
闘争系の三女には、第三者の助けをいただきながら
闘争系の三女は、とにかく親の私が嫌でたまらないというオーラを滲み出していたんです。話し合いの土俵に登ることさえ許されないので、進路の相談をしたくてもできず、意思疎通もはかれず、かなり苦戦しました。結局、三女と担任の先生で進路を決めて、私には事後報告。親として戦力外通告を受けた感じで、落ち込んだし、情けなくて泣いたり。
12:52
思春期は期間限定。距離を保ちつつ、お子さんのタイプを見極めましょう
そんな3人の思春期を、どうにかこうにか負傷兵のごとくくぐり抜けて、わかったことがあります。まずは、思春期の子どもと同じ土俵に乗らない。行司になってジャッジもしない。砂かぶり席でお弁当を食べながら、薄目で子どもを眺めるくらいが、ちょうどいい距離感です。距離を保ちつつ、お子さんのタイプを見極めるに限ります(これが大事)。時々、どうして子どもの機嫌をとって、王様のように崇めないといけないんだろう?と、文句を言いたくもなりましたが、思春期は期間限定だからと、自分をなだめていました。相談者の方が、この回答をお聞きしているときには、解決に向かっていますように。 ご質問をありがとうございました。
14:00
今の悩みは、5年後には必ず懐かしいエピソードになります
答えは以上になります。相談してくださった方と同じ境遇ではないので、的を得た回答ができなかったかもしれません。それでも、せっかく(中年女性って、「せっかく」って言葉言いがちですよね)、私にお寄せくださった質問。たとえ解決策が見つからなくても、とことん、あなたの悩みにお付き合いさせていただきました。
わが家の娘たちは全員成人しているので、子育て終了のゴングが鳴り響く中、気付いたことがあります。子育て中の悩みに、無駄なことなんて、ひとつもありません。今、あなたが頭を抱えて、胸を痛めている悩み。1年後には少し薄れているし、もしかしたら、忘れているかもしれない。3年後には、新しい別の悩みにぶつかっているかもしれない。そして、5年後には今抱えている辛くて苦しい悩みが、懐かしいエピソードになっているはずです。こんなに辛い悩みが、懐かしく思えるなんて不思議でしょ? でもホントなの。そんなことを、ぼんやりと頭の片隅に置いていただけたらな~、と思います。
ご質問をお寄せくださった皆様、ありがとうございました。
リカバリーストーリーは、様々な人に悩みから立ち直った経験や、日頃のストレス解消法を、自由に話してもらう Podcast(ポッドキャスト)です。こんにちは、高野優です。普段は、子育てにまつわる漫画やエッセイを書いています。子育ての講演もしていて、参加してくださる方のおかげで、47都道府県コンプリートになりました。最近では「思春期」や「HSP」がテーマの本も出しています。今回は「子育て」に関して募集したご質問に、回答させていただきます。
00:44
『子どもが中学受験に失敗しました』(40代女性)
40代、女性の方からです。『子どもが中学受験に失敗しました。地元の公立中学校に進学する子どもがかわいそうで、どのように接してあげたらよいでしょうか。4年生から塾に通って、頑張っていた姿を毎日見ていましたので、、、』
ご質問をありがとうございます。お子さんが頑張っている姿をすぐそばで見ていただけに、本当に辛いことと思います。中学受験は親のサポートが必要なので、二人三脚で頑張っていたんですよね。
ただ、ひとつだけ。あなたのお子さんは、「受験を失敗して、公立中学校に通う、かわいそうな子」ではありません。4年生から塾に通い、立派で、真面目で、努力家なお子さんです。頑張った数年間は、これからの人生でもずっと通用することを、どうか忘れないでください。
わが家の話で恐縮ですが、今、大学生の三女は、小学校1年生からサッカーを始めて、高学年からセレクションを受けました。(最初は)区のセレクション、それに受かると、県や都のセレクション、そのあとは関東のセレクションへと、ふるいをかけられるように進んでいくんですね。関東まで進むと保護者の一喜一憂がすごくて(もちろん私もです)。あえて、「子どもの生き霊にならないようにしなくちゃ〜」と、自分に言い聞かせていました。「生き霊」って例えがホラーですが、要は「子どもと一心同体になりすぎないように」ということです。
良い結果のときに親子で喜ぶことはとても素敵ですが、むしろ大事なのは悪い結果のとき。一緒に肩を落として泣く親の姿を見て、子どもは、「お母さんも一緒に悲しんでくれている」と思うかもしれませんが、いつまで経っても親が悲しそうにしていたら、どうでしょう?私が子どもなら、自分のせいで親が悲しんでいる事実に、申し訳なさと不甲斐なさと、そして、責任を負ってしまいそうです。
03:31
お子さんが乗り越えなければいけない壁
じゃあどうしよう? 線を引くことが大切なんですね。心理学で言う「バウンダリー」。自分と他者を区別する、意識的な境界線のことです。親子で境界線?って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「親子だからこそ」大切なんです。今回の受験結果は、親のあなたではなく、お子さんが乗り越えなければいけない大きな壁ですよね。親子で大きな壁を見上げてため息をつきつつ、境界線をすうっと引く。親は応援する側に、子どもは壁を登る側に。境界線を引いて、それぞれの立ち位置でスタンバイ。親だって本当は辛いけれど、子どもが不安げな顔で振り返ったとき、にっこりと笑ってガッツポーズをとるくらいの余裕が必要なんですよね。
話は少しずれてしまいますが、子どもを応援するって、実は親の醍醐味なんです。「中学受験」と「サッカー」はまったく違うし、比べる対象ではないかもしれません。私は、「お弁当作るの面倒くさいなー」とか、「寒くて応援に行くのいやだなー」なんて、いつもぼやいてばかりでしたが、三女がスパイクを脱いだ今、ようやく、声を枯らして応援をしていた日々は、ただただ楽しくて、充実して、宝物のようだったんだなぁと気が付きました。
相談してくださった方にとって今回の受験の結果は辛いけれど、いつか、親子で二人三脚をしながら同じ方向を向いて歩いたことを懐かしく、そして、応援した日々を愛しく思えるときが、きっと訪れます。もう入学準備をされている頃でしょうか。どうか、新しい門出が素敵なものでありますように。3年後、卒業を迎えるとき、お子さんが笑顔で卒業証書を抱えていますように。 ご質問をありがとうございました。
06:17
『思春期の娘とうまく話し合う方法を教えて』(30代女性)
次は、30代、女性の方からです。『思春期の高校生の娘について。受験のことを話しにくくて困っています。夫が仕事で休日も忙しくて、「ワンオペ」と言えば「ワンオペ」です。私一人で娘の受験について話し合わなくちゃいけないのですが、話し合いが難しくて感情的になってしまいます。学校の三者面談や塾の保護者説明会も私が一人で参加して情報を集め、娘と2人で全て決めている状況です。夫の助けもですが、それ以上に難しい思春期のこどもと感情的にならずに話し合う方法ってあるんでしょうか?』
ご質問ありがとうございます。2015年頃、「ワンオペ育児」という言葉が出てきたとき、うまいこと言うな〜と感心しちゃって。昔は「母子家庭状態」なんて言葉を、よく見聞きしていたんです。「状態」ではなく、正真正銘の母子家庭で(正真正銘って言い方も、どうかしていますね)。子どもを3人育てていた私は、ちょっとやるせない思いでした。今となっては懐かしいです。「ワンオペ育児」も「母子家庭状態」も、母親がひとりで頑張っていることに変わりはないですよね。ただ、頼れる人がいなくて孤軍奮闘するのと、頼れる人がいるのに孤軍奮闘するのとでは、後者のほうが「私ばっかり!きーっ!」ってなってしまいそう。相談者の方がお寄せくださった短い文章の中に、「私一人で」というキーワードが2回入っているので、孤軍奮闘で、かなりお疲れかなぁと(温かい飲み物の差し入れをしたいくらいです)。反抗期や思春期の子育ては、思っている以上にダメージを受けて疲れるのに、それが受験と重なるならなおのこと。
08:59
根掘り葉掘りは、グッとこらえる
本題に戻ります。「思春期の子どもと感情的にならずに話し合う方法」ですが、「これがあれば思春期の子と100%会話が成り立ちます!」なんてグッズがあったら、私は真っ先にローンを組んで、購入するかもしれません。それほど思春期は「謎の生き物」ですよね。何を考えているかわからないので、つい根掘り葉掘り聞きたくなりませんか?
以前、臨床心理士の先生に教わったんですが、「子どもに根掘り葉掘り訊いてはいけない。根掘り葉掘りすると、土が腐るでしょ? 子どもも同じ」と。なので、私は聞きたい気持ちをグッとこらえて、子どもが話をしたそうな素振りを見せたら、全身を耳にするような勢いで(まあそれはそれで妖怪みたいで怖いですよね)、聴くようにしていました。わが家の3人の娘たちは、まさに三者三様で、タイプが異なる思春期でした(過去形なのが嬉しい!)。長女は噴火系。次女は沈黙系。三女は闘争系。今となっては笑い話ですが、1人目が終わる頃に2人目の思春期が始まり、2人目が終わって一息ついたら3人目が始まるという、それはそれは、長〜い思春期生活。
10:47
噴火系の長女には、圧迫感が無いように
噴火系の長女は、常に爆発してばかり。売り言葉に買い言葉で、私もつい言い返してしまう。そうすると、100倍くらいで返ってきてダメージを受けてしまい、寝込むことの繰り返し。そこで、大切な話をするときは、向かい合うのではなく隣に座り、圧迫感が無いように心がけました。相談者の方の娘さんが噴火系の場合、ドライブをしながら話すのはいかがですか?運転席と助手席だと、意外に話が弾むかもしれません。
11:37
沈黙系の次女には、たわいないおしゃべりを
沈黙系の(長女→)次女は、万年梅雨の時期のように、じと〜っとしていて。文句を言わないぶん、自分の部屋にこもって、静かに不満をためていました。部屋から出てきたときがチャンスとばかりに、好きなお菓子をだして心をときほぐして、たわいないお喋りをするように、こころがけていました。
12:07
闘争系の三女には、第三者の助けをいただきながら
闘争系の三女は、とにかく親の私が嫌でたまらないというオーラを滲み出していたんです。話し合いの土俵に登ることさえ許されないので、進路の相談をしたくてもできず、意思疎通もはかれず、かなり苦戦しました。結局、三女と担任の先生で進路を決めて、私には事後報告。親として戦力外通告を受けた感じで、落ち込んだし、情けなくて泣いたり。
12:52
思春期は期間限定。距離を保ちつつ、お子さんのタイプを見極めましょう
そんな3人の思春期を、どうにかこうにか負傷兵のごとくくぐり抜けて、わかったことがあります。まずは、思春期の子どもと同じ土俵に乗らない。行司になってジャッジもしない。砂かぶり席でお弁当を食べながら、薄目で子どもを眺めるくらいが、ちょうどいい距離感です。距離を保ちつつ、お子さんのタイプを見極めるに限ります(これが大事)。時々、どうして子どもの機嫌をとって、王様のように崇めないといけないんだろう?と、文句を言いたくもなりましたが、思春期は期間限定だからと、自分をなだめていました。相談者の方が、この回答をお聞きしているときには、解決に向かっていますように。 ご質問をありがとうございました。
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今の悩みは、5年後には必ず懐かしいエピソードになります
答えは以上になります。相談してくださった方と同じ境遇ではないので、的を得た回答ができなかったかもしれません。それでも、せっかく(中年女性って、「せっかく」って言葉言いがちですよね)、私にお寄せくださった質問。たとえ解決策が見つからなくても、とことん、あなたの悩みにお付き合いさせていただきました。
わが家の娘たちは全員成人しているので、子育て終了のゴングが鳴り響く中、気付いたことがあります。子育て中の悩みに、無駄なことなんて、ひとつもありません。今、あなたが頭を抱えて、胸を痛めている悩み。1年後には少し薄れているし、もしかしたら、忘れているかもしれない。3年後には、新しい別の悩みにぶつかっているかもしれない。そして、5年後には今抱えている辛くて苦しい悩みが、懐かしいエピソードになっているはずです。こんなに辛い悩みが、懐かしく思えるなんて不思議でしょ? でもホントなの。そんなことを、ぼんやりと頭の片隅に置いていただけたらな~、と思います。
ご質問をお寄せくださった皆様、ありがとうございました。