#1
わたしの娘のリカバリーストーリー。
今、挑戦中のあなたへ。
今回は、高野優さんのご家族のリカバリーストーリーです。
今、挑戦中のあなたを、応援するお話です。
1:54 わたしの3人の娘
2:34 娘と、サッカーと、13年間。
3:50 人生は、どうしてこんなに試練があるんだろう
5:43 親としての、3つの誓い
8:08 今、挑戦中のあなたへ
スクリプト・文字起こし
00:01
リカバリーストーリーは、様々な人に悩みから立ち直った経験や、日頃のストレス解消法を、自由に話してもらうポッドキャストです。こんにちは、高野優です。普段は、子育てにまつわる漫画やエッセイを書いています。子育ての講演もしていて、参加してくださる方のおかげで、47都道府県コンプリートになりました。最近では「思春期」や「HSP」についての本も出しています。
さて、リカバリーストーリーも今回で3回目になりました。今日は、もう1つのリカバリーストーリーをお話させてください。それは、「娘のリカバリーストーリー」です。講演会では、「レジリエンス」や「リカバリー」をテーマにお話をしています。この2つの言葉は、似て非なるもののように異なりますが、今日は「リカバリー」で統一させていただきます。直訳すると「取り戻す力」、「復元力」、「困難から回復する力」、「打たれても回復する力」。全てに「力」が入るんですね。逆境に置かれた時に、耐えて立ち直る能力を持つことは、子どもも大人も生きていく上で非常に大切です。もうだめだ~と肩を落とした時、どうやって上を向くか、どうやって上を向けばいいのか、一緒に考えてみませんか?
01:54
わたしの3人の娘
私には成人した3人の娘がいて、それぞれ進学や就職、転職などで苦~い挫折を経験していますが、なんとか立ち上がって、自分の足で歩いています。一歩踏み出す後ろ姿を眺めるたび、「親ができることなんて、ほんの少し」と否応無しに気付かされますが、微力ながら、常に心がけていた「3つの約束」があります。これについては、後ほどお話させてくださいね。
02:34
娘と、サッカーと、13年間。
今回は、娘のリカバリーストーリー。中でも、「リカバリー」という言葉が一番当てはまりそうな三女のお話を。小学校1年生から大学1年生まで13年間、サッカー一筋でした。親である私は運動神経という神経がどこにも見当たらないし、サッカーが上手な姉妹がいるわけでもなく、身体能力に優れているわけでもない。唯一あるのは負けず嫌いで、真っすぐな性格だけで、周りに追いつくため、ひたすら練習に明け暮れていたんですね。中学生、高校生と同じチームの選手が次々と日本代表に選ばれる中、娘は結果を出せずにずっとベンチで苛立ってばかり。「もう辞めたら?そしたら楽になるよ。」そんな言葉が何度も何度も喉元まで出てきては、ぐっと飲み込む毎日でした。
03:50
人生は、どうしてこんなに試練があるんだろう
大学でようやくスタメンで迎えてくれるチームに入団が決まり、喜んだのも束の間、試合中に大怪我を負ってしまい、入院と手術を繰り返したものの完治せず、そのまま引退となってしまいました。どれだけ無念だったのか、想像するだけで胸が痛みます。人生はどうしてこんなに試練があるんだろう。初めての大きな挫折。本人なりに悩んで、もがいて、ちょっと、いやかなりかな? 荒れたりしながら、数ヶ月という時間はかかりましたが、もう一度自分の足で立ち上がったんです。晴れ晴れとした顔で「新しい道を見つけたから、頑張るね!」と教えてくれた時は、ほっと胸を撫で下ろしたほどです。親の立場上、涼しい顔で微笑んでいましたが、内心、きゃーきゃー叫んで万歳をしていた状態でした。それから娘はトリプルワークで留学費用を貯めて、大学を1年間休学して、留学へ。つい先週、帰国したんですが、一回りも二回りも成長した姿は、感慨深いものがあります。挫折を乗り越えたからこそ得た、揺るがない強さというのかしら。なんかね、マトリョーシカみたいな感じ。例えばこの先ダメージを受けてパリンと心が折れたり割れたとしても、その中にはタフな分身が何人も残っているような。
05:43
親としての、3つの誓い
先ほど「親ができることなんてほんの少し」とお話しました。私がしてきたこと、それは「3つの約束」。誰かと約束したわけではなく、私が親になった時、こんな風に育てていこうと自分自身と交わした約束ですね。「誓い」と言った方がいいのかもしれません。その3つの約束とは、子どもを「認める」「比べない」「寄り添う」。逆で考えると分かりやすいかしら。想像してみてください。親が子どもを「絶対に認めない」「常に人と比べる」「冷たく突き放す」。恥ずかしながら、私の両親がまさにこのタイプで、子どもの頃から一日も早く家を出なくちゃ。いや、逃げなくちゃですね。そんな風に考えていました。笑っちゃうほどキツかったです。認められることなく、比べられてばかりで、助けを求めたら突き放される。そんな毎日が続いたら、大人でもダメになりませんか?子どもならなおのこと、肩を落とした時、「自分なんてどうせダメだ」とうなだれてしまうはずです。「自分なんてダメだ」を「自分ならできる」に変えたい。だからこそ、両親を反面教師にして、先ほどの3つの約束を軸にするよう心がけていました。とはいえ、実際はブレる日も多いし、ブレるどころか全然できなくて頭を抱えた日もあります。それでも娘が自分の足で立ち上がれたのは、本人の精神力と周囲のサポートが95パーセント。できれば、残りの5パーセントは私のサポートだったらいいなあ、なんて思っています。
08:08
今、挑戦中のあなたへ
今、あなたの大切な誰かがくじけていて、サポートをしたいと思っているなら、言葉で言うのは簡単ですが、どうか寄り添い続けてください。寄り添うだけではなく、寄り添い「続ける」ことこそが大事。たった一人でも本気で応援してくれる方がいたら、人は立ち上がれます。そして、まさに今、くじけている方、くじけそうになっている方。挫折を経験しているということは、きっと大きな壁を乗り越えようと挑戦したからですよね。平坦な道をのんびり歩いていたら、挫折を味わうことは無いはずです。まずは、挑戦した自分自身を褒めてあげてください。挫折を乗り越えた人は、次にまた挫折をしても乗り越えられる術を知っているから、挑戦を厭わない。ここから立ち上がっていくあなたの姿は、きっと誰よりも格好いいはずです。
以上、「リカバリーストーリー」でした。
リカバリーストーリーは、様々な人に悩みから立ち直った経験や、日頃のストレス解消法を、自由に話してもらうポッドキャストです。こんにちは、高野優です。普段は、子育てにまつわる漫画やエッセイを書いています。子育ての講演もしていて、参加してくださる方のおかげで、47都道府県コンプリートになりました。最近では「思春期」や「HSP」についての本も出しています。
さて、リカバリーストーリーも今回で3回目になりました。今日は、もう1つのリカバリーストーリーをお話させてください。それは、「娘のリカバリーストーリー」です。講演会では、「レジリエンス」や「リカバリー」をテーマにお話をしています。この2つの言葉は、似て非なるもののように異なりますが、今日は「リカバリー」で統一させていただきます。直訳すると「取り戻す力」、「復元力」、「困難から回復する力」、「打たれても回復する力」。全てに「力」が入るんですね。逆境に置かれた時に、耐えて立ち直る能力を持つことは、子どもも大人も生きていく上で非常に大切です。もうだめだ~と肩を落とした時、どうやって上を向くか、どうやって上を向けばいいのか、一緒に考えてみませんか?
01:54
わたしの3人の娘
私には成人した3人の娘がいて、それぞれ進学や就職、転職などで苦~い挫折を経験していますが、なんとか立ち上がって、自分の足で歩いています。一歩踏み出す後ろ姿を眺めるたび、「親ができることなんて、ほんの少し」と否応無しに気付かされますが、微力ながら、常に心がけていた「3つの約束」があります。これについては、後ほどお話させてくださいね。
02:34
娘と、サッカーと、13年間。
今回は、娘のリカバリーストーリー。中でも、「リカバリー」という言葉が一番当てはまりそうな三女のお話を。小学校1年生から大学1年生まで13年間、サッカー一筋でした。親である私は運動神経という神経がどこにも見当たらないし、サッカーが上手な姉妹がいるわけでもなく、身体能力に優れているわけでもない。唯一あるのは負けず嫌いで、真っすぐな性格だけで、周りに追いつくため、ひたすら練習に明け暮れていたんですね。中学生、高校生と同じチームの選手が次々と日本代表に選ばれる中、娘は結果を出せずにずっとベンチで苛立ってばかり。「もう辞めたら?そしたら楽になるよ。」そんな言葉が何度も何度も喉元まで出てきては、ぐっと飲み込む毎日でした。
03:50
人生は、どうしてこんなに試練があるんだろう
大学でようやくスタメンで迎えてくれるチームに入団が決まり、喜んだのも束の間、試合中に大怪我を負ってしまい、入院と手術を繰り返したものの完治せず、そのまま引退となってしまいました。どれだけ無念だったのか、想像するだけで胸が痛みます。人生はどうしてこんなに試練があるんだろう。初めての大きな挫折。本人なりに悩んで、もがいて、ちょっと、いやかなりかな? 荒れたりしながら、数ヶ月という時間はかかりましたが、もう一度自分の足で立ち上がったんです。晴れ晴れとした顔で「新しい道を見つけたから、頑張るね!」と教えてくれた時は、ほっと胸を撫で下ろしたほどです。親の立場上、涼しい顔で微笑んでいましたが、内心、きゃーきゃー叫んで万歳をしていた状態でした。それから娘はトリプルワークで留学費用を貯めて、大学を1年間休学して、留学へ。つい先週、帰国したんですが、一回りも二回りも成長した姿は、感慨深いものがあります。挫折を乗り越えたからこそ得た、揺るがない強さというのかしら。なんかね、マトリョーシカみたいな感じ。例えばこの先ダメージを受けてパリンと心が折れたり割れたとしても、その中にはタフな分身が何人も残っているような。
05:43
親としての、3つの誓い
先ほど「親ができることなんてほんの少し」とお話しました。私がしてきたこと、それは「3つの約束」。誰かと約束したわけではなく、私が親になった時、こんな風に育てていこうと自分自身と交わした約束ですね。「誓い」と言った方がいいのかもしれません。その3つの約束とは、子どもを「認める」「比べない」「寄り添う」。逆で考えると分かりやすいかしら。想像してみてください。親が子どもを「絶対に認めない」「常に人と比べる」「冷たく突き放す」。恥ずかしながら、私の両親がまさにこのタイプで、子どもの頃から一日も早く家を出なくちゃ。いや、逃げなくちゃですね。そんな風に考えていました。笑っちゃうほどキツかったです。認められることなく、比べられてばかりで、助けを求めたら突き放される。そんな毎日が続いたら、大人でもダメになりませんか?子どもならなおのこと、肩を落とした時、「自分なんてどうせダメだ」とうなだれてしまうはずです。「自分なんてダメだ」を「自分ならできる」に変えたい。だからこそ、両親を反面教師にして、先ほどの3つの約束を軸にするよう心がけていました。とはいえ、実際はブレる日も多いし、ブレるどころか全然できなくて頭を抱えた日もあります。それでも娘が自分の足で立ち上がれたのは、本人の精神力と周囲のサポートが95パーセント。できれば、残りの5パーセントは私のサポートだったらいいなあ、なんて思っています。
08:08
今、挑戦中のあなたへ
今、あなたの大切な誰かがくじけていて、サポートをしたいと思っているなら、言葉で言うのは簡単ですが、どうか寄り添い続けてください。寄り添うだけではなく、寄り添い「続ける」ことこそが大事。たった一人でも本気で応援してくれる方がいたら、人は立ち上がれます。そして、まさに今、くじけている方、くじけそうになっている方。挫折を経験しているということは、きっと大きな壁を乗り越えようと挑戦したからですよね。平坦な道をのんびり歩いていたら、挫折を味わうことは無いはずです。まずは、挑戦した自分自身を褒めてあげてください。挫折を乗り越えた人は、次にまた挫折をしても乗り越えられる術を知っているから、挑戦を厭わない。ここから立ち上がっていくあなたの姿は、きっと誰よりも格好いいはずです。
以上、「リカバリーストーリー」でした。